今回は、最近良く耳にするポイント運用・ポイント投資についてまとめてみました。
「ポイント運用」「ポイント投資」って何?
~ポイント運用・ポイント投資とは~
その名の通り、ポイントを資産運用に活用することを指します。活用できるポイントは「dポイント」「楽天ポイント」「LINEポイント」「Tポイント」など、種類も豊富になってきています。
自分が投資を始めた頃には考えられなかったポイント運用ですが、最近増えてきていますね。
私は「ポイントがいつの間にか期限切れで無くなってること」が多々あるので、使わないならとりあえず運用にまわしてしまうという方法が使えるのは良いですね。
僕の場合は、「ポイント消費のために余計なものを購入」してしまうことがあるので、ポイントを運用に回せれば余計な支出も減りそうです。
あ、それ私もあります。
あと私の場合だと、「ポイント欲しさに余計なものを購入」してしまうこともありますね(汗)
ありますあります。
「今なら、ポイント10倍!!」とか言われると、なんか焦って買っちゃうんですよね。
そうなんですよね~、期間限定に弱くて。。。
ところで、「ポイント運用」と「ポイント投資」って2つの言い方が有ると思うんですけど、この2つは同じなんでしょうか??
「ポイント運用」と「ポイント投資」については、特に明確な使い分けがされておらず、呼び方が様々となっています。
あ、そうなんですね。
はい。
ですがここでは分かりやすくするため、「ポイント運用」「ポイント投資」の2種類に分けて説明していきます。尚、それぞれの企業が言っている「ポイント運用」「ポイント投資」とは異なる場合があります。あくまで「当ブログ上での言い方」となりますのでご了承下さい。
「ポイント運用(疑似投資)」と「ポイント投資(本投資)」の違い
「ポイント運用」と「ポイント投資」は、「疑似投資」と「本投資」の2分類に別れます。ここでは、「疑似投資」を「ポイント運用」、「本投資」を「ポイント投資」として説明します。
種類 | ポイント運用(疑似投資) | ポイント投資(本投資) |
特徴 | ポイントだけで運用 | ポイントを現金化して運用 |
ポイントの現金化 | できない | できる |
投資先の種類数 | 少ない | 多い |
口座開設の 申し込み難易度 |
かんたん | 難しい |
その他 | 1年の利益が50万円以下であれば非課税。 尚、非課税の場合、確定申告不要。 |
利益の20.315%が課税対象。 尚、ポイント投資を行う金融機関(証券会社)で 「特定口座」「源泉徴収あり」を選択すれば、確定申告不要。(金融機関が確定申告を行ってくれるため。) |
こうしてみると、結構違いがあるんですね。
はい。事項で詳細を説明しますが、2種類の見分け方は、ポイントを現金化できるか否かで判断できます。分からなくなった際は、ポイントを現金化できるか否かに注目してみて下さい。
~2種類の見分け方~
「ポイントを現金化できるか否か」
ポイント「運用」のメリット・デメリット
種類 | ポイント「運用」 | ポイント「投資」 |
特徴 | ポイントだけで運用 | ポイントを現金化して運用 |
ポイントの現金化 | できない | できる |
投資先の種類数 | 少ない | 多い |
口座開設の 申し込み難易度 |
かんたん | 難しい |
その他 | 1年の利益が50万円以下であれば非課税。尚、非課税の場合、確定申告不要。 | 利益の20.315%が課税対象。 尚、ポイント投資を行う金融機関(証券会社)で 「特定口座」「源泉徴収あり」を選択すれば、確定申告不要。(金融機関が確定申告を行ってくれるため。) |
こちらの表から見て分かるように、ポイント運用では、口座の申し込みが簡単で、投資先の種類も絞られていることから、投資初心者の方にとってはメリットと言えるでしょう。
確かに口座の申し込みって複雑ですよね。
あと、選択が多すぎると選ぶのが大変なので、投資先がある程度絞られている点は嬉しい点です。
また、1年間の利益が50万円以下であれば非課税である点も、確定申告を行わなくて済むのでメリットと言えます。
ポイントの運用益が1年間で50万円を超えることは、なかなか無いと思うので実質非課税で済みそうですね。
~ポイント運用のメリット~
・口座の申し込みが簡単
・投資先の種類が限定されていている(投資先選びが簡単)
・確定申告が不要(1年間の利益が50万円以下の場合)
確定申告とは・・・
1年間の所得(売上から経費を差し引いた儲け)をとりまとめて、所得にかかる税金を計算し、国(税務署)に納めるべき税額を報告する手続きのことであり、「一定の要件」を満たす場合は申告しなければなりません(「一定の要件」については説明が長くなるので割愛します。)尚、申告しなかった場合、いわゆる「脱税」「申告漏れ」「所得隠し」などと判断され、加算税の支払いや場合によっては懲役刑を受けることとなる場合もあるので注意が必要です。
尚、先程メリットとして伝えた「投資先が限定されている点」についてですが、購入したい投資先や注目している企業が選択肢に無い場合は選ぶことができないため、人によってはデメリットとなる場合もあります。
また、ポイントの現金化ができない点についても注意が必要です。
運用で得られたポイントは、ポイントを利用できる範囲内で使用することとなります。そのため、ポイントを今後利用するかどうかの判断が必要になります。
~ポイント運用のデメリット~
・投資先が限定されている(購入したい投資先や注目している企業が選べない場合)
・ポイントの現金化ができない
ポイント「投資」のメリット・デメリット
種類 | ポイント「運用」 | ポイント「投資」 |
特徴 | ポイントだけで運用 | ポイントを現金化して運用 |
ポイントの現金化 | できない | できる |
投資先の種類数 | 少ない | 多い |
口座開設の 申し込み難易度 |
かんたん | 難しい |
その他 | 1年の利益が50万円以下であれば非課税。尚、非課税の場合、確定申告不要。 | 利益の20.315%が課税対象。 尚、ポイント投資を行う金融機関(証券会社)で 「特定口座」「源泉徴収あり」を選択すれば、確定申告不要。(金融機関が確定申告を行ってくれるため。) |
以上のポイント運用に対して、ポイント投資ではポイントを現金化することができるため、投資後に得たポイントをより自由に使うことができます。
また、投資先の種類数も豊富なので自分の投資したい企業がある場合はメリットと言えるでしょう。
~ポイント投資のメリット~
・投資先の種類数が豊富
・ポイントの現金化ができる
逆にデメリットとしては、金融機関の口座開設が通常の証券会社の口座開設と大差が無いため、口座の開設が難しい点が上げられます。
これまでに証券会社で口座を開設したことのある方にとっては特にデメリットにはならなさそうですね。
確かにそうですね。これまで投資に関わらなかった人も今後、いずれは証券会社での口座開設が必要になってくると思うので、口座開設の練習だと思ってやってみる良い機会かもしれません。
尚、口座開設時の「口座種別(特定口座 or 一般口座)」や「源泉徴収の有無」の選び方によって、自分で確定申告を行う必要が出てきます。
確定申告については、慣れてしまえば簡単ですが初めて行う場合は大変かと思いますので注意が必要です。
~ポイント投資のデメリット~
・口座の開設が難しい
・口座種別、源泉徴収の有無によって、自分で確定申告を行う必要がある
まとめ
以上がポイント運用とポイント投資の違いとメリット・デメリットとなります。
若年層に投資意識を向けさせるために政府が初めたこの政策ですが、少ない資金から初められるポイント投資は、シンプルで敷居が低く、投資に関心の無かった人たちへの良いアピールとなっているんじゃないかと個人的には思います。
ですが、ポイント投資に限らず、投資に関する情報はやはり難しい内容が多く、まだまだ敷居が高く感じることも多いので、当ブログが皆さんの疑問解決や投資を始めるきっかけになれていたら幸いです。
では今回は少し短いですが、これぐらいで。
今回もご一読頂きありがとうございました。
内容でわかりにくいところ、気になるところがございましたら、お気軽にコメントやメッセージ頂ければ幸いです。
それでは。

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