みなさんこんにちは。
みなさんは、こんな経験はないでしょうか。
「投資を始めたいけど、どれくらい投資に回せばいいかわからない!!」
「自分にあった投資先が知りたい!!」
「マイナスになると思うと不安」
今回は、これらの問題を解決できる、知っておいて損はない「リスク許容度」について解説します。
「リスク許容度」を適切に把握することで、自分にあった運用を目指すことが可能になります。
また、以前ご紹介した下記の記事にて”積立投資でやってはいけないこと”として、「株価の下落時に、積立途中の株式を売却してしまう」という点を挙げましたが、「リスク許容度」を適切に把握することで回避することが可能になります。
目次
リスク許容度とは
リスク許容度とは
株価の下落により、自分の資産(投資額)がマイナスとなった際、「どれくらいまでなら生活に影響がないか」、また、「どれくらいまでなら気持ち的(気分的)に耐えられるか」など、資産や気持ち(精神)の余裕度を指す言葉。
まずは、例を挙げて説明してみます。
例えば、「投資資産が100万円」あるとして、もしも、株価の下落により「90万円」になった場合、その株を売却せずに持ち続けられるでしょうか。
差額で見ると、-10万円ですか。どこに投資しているかによりますが、なんとか耐えられそうな金額ではありますね。
では、「100万円」が、「50万円」になった場合はどうでしょう。
-50万円ですか・・・”積立投資でやってはいけないこと”に準ずるのであれば、売却するべきではないので、そう考えれば、ギリギリ耐えられそうではあります。
確かに。私の場合は売却してしまいそうです。
上記の例では、IKAさんのように「売却してしまいそう」と感じた場合、「自身のリスク許容度を超えている」ということになります。
また、TAKOくんに関しても「ギリギリ耐えられそう」と感じていることから、「自身のリスク許容度に余裕がなくなってきている」ということになります。
つまり、「リスク許容度」とは「マイナスが発生した状況でストレス無くスルー(無視)できるか否か、または、その度合い」となります。
自分のリスク許容度を知る方法は?
リスク許容度診断1「一般社団法人 全国銀行協会」
まずは、「一般社団法人 全国銀行協会」様による「10問で簡単リスク許容度診断」を試してみましょう。
(サクッと2~3分で終了します。)
ちなみにEFFICさんのリスク許容度の診断結果はどうなったんでしょうか?
私の診断結果はこちらになります。(表示が少々崩れていますがご了承くださいm(_ _)m)
「リスク許容度76%」ってことは、「リスク許容度は高め」ってことになるんでしょうか。
そうですね。一応は「リスク許容度は高め」なのですが、診断結果としては「バランス運用タイプ」として、「金融資産の4割程度でチャレンジを推奨」されています。
あれ、でもEFFICさんって確か「金融資産の9割を投資」してなかったでしたっけ。(しかも、大半がレバレッジ型ETFを占めていた気が・・・)
そうですね。確かに、「金融資産の9割程度」を投資しています。(現在の投資状況は下記のリンクからどうぞ)
となるとEFFICさんは「”リスク許容度を超えて”投資を行っている」ということですか!?
診断結果と比較するとそうなりますね。ただ、私自身リスクを負っていることは一応承知の上です。(たまに、株価の下落で精神が若干落ち込むこともありますが・・・くれぐれも皆さんは、自分に適した投資を行いましょう!!)
ちなみに、リスク許容度診断ができるwebサイトは他にも多数ありますので、他のリスク許容度診断も試してみます。
リスク許容度診断2「モーニングスター」
続いては「モーニングスター」様の「リスク許容度診断」となります。
(こちらは全7問でサクッと1~2分で終了します。)
診断結果はこちらです。
「やや積極型」になっていますね。
円グラフからも、EFFICさんの投資スタイルに比較的近いものと言えそうですね。
続いては「wealthnavi」様の「リスク許容度診断」となります。
(こちらは全6問でサクッと1~2分で終了します。また、診断後に「詳細設定」も可能です。)
上記から外部リンクへ飛びます。
将来予想
まずは、「将来予想」から解説します。
「リスク許容度が”5/5”」ということは最大値ということですね。
おお。こちらの結果だと、さらにEFFICさんの投資スタイルに近いものと言えそうですね。
あ。しかもこちらは将来の予想金額まで表示されていますね!!
そうですね。こちらは「目標額の設定」と「投資額の算出」も自動で行ってくれます。これにより、「将来予想」の他に、「過去分析」、「ポートフォリオ」の計3つの診断が可能となっています。(ちなみに、下記の「詳細設定」を行うことでより詳細な診断ができます。)
過去分析
続いて、「過去分析」です。
これは、リーマンショック頃から今までのシミュレーションですか。
そうですね。ちなみに、元本1,560万円という数値は、先程の「詳細設定」で毎月の積立額を10万円とした時の2020年12月まで積み立てた場合の金額です。(つまり上記のグラフは、1,560万円÷積立10万円÷12ヶ月=過去13年間のグラフということになります。)
2020年12月までとなると、コロナウィルスが流行する以前のグラフですね。
そこに気がつくとはさすがTAKOくん!!つまり、このグラフのように過去13年間で元本1,560万円が2,891万円になっていますが、実はこの直後のコロナウィルス流行による大幅な下落が記載されていないグラフなのです!!
これは、すこし投資初心者の配慮に欠けるグラフですね。。。
できれば、コロナウィルス流行による株価の下落も記載してほしいものですね。ただ、コロナウィルス流行時に急激に下落した株価も、その後に回復しています。(値動きが気になる方は、google検索やyahoofinance等で調べることをおすすめします。)
あ、そういえばこのグラフはどの銘柄に投資した時の値動きなのでしょうか。
確かに記載されていませんね。
投資先については次の「ポートフォリオ」で詳細が確認できます。
ポートフォリオ
最後に「ポートフォリオ」の内容となります。
ここでは、「詳細設定」で指定した「毎月の積立額10万円の投資先の内訳」が確認できます。
ここでリストアップされている「資産クラス」は、銘柄のティッカーコード(英語3文字)となっており、googleで検索すると銘柄の詳細内容が確認できます。
こうしてみると、海外への投資が目立ちますね。
そうですね。銘柄の内容から、「米国」や「欧州」、「新興国」など、主を外国株としたポートフォリオであることがわかります。
やはり、リスク・リターンが高いのは海外への投資ということなんですね。
リスク許容度の注意点
リスク許容度の見直しが必要な予兆
ここまでで自分のリスク許容度をある程度把握できたと思いますが、あくまで参考程度の診断なので、実際にマイナスの状況に陥ってみると、思ったよりもストレスを感じてしまう可能性も否めません。
なのでマイナス収支に陥った際は、自身の心境を確認するため、下記の項目をチェックしましょう。
・日々の生活に支障が出ていないか
・イライラしていないか
・普段はチェックしない資産状況を日々チェックしないと気が済まなくなっていないか
・頭の中が資産(株式)のことでいっぱいになっていないか
・株式の下落により生活が困窮していないか etc.
でもEFFICさん、マイナス収支に陥った際に確認ってありますけど、その場合、既にマイナスになっているので手遅れじゃありませんか?
確かに、手遅れに感じるかもしれませんが、逆に、そうなってしまった状況をきちんと理解することで、自分にあった投資スタイルに変えていけるいい機会とプラスに考えるようにしましょう。
でももし、そのマイナス発生のタイミングがリーマンショック級の大幅な下落だったとしたらどうなんでしょうか。
リーマンショック級の大幅な下落は、正直辛いですね。ただ、知っておいて欲しいことは、どんな下落もいずれは回復するという過去の事実です(特に、リーマンショックの影響をモロに受けたアメリカでさえも、S&P500に関しては3年弱で下落前の価格に戻っています。)もちろん、過去の事実がこの先の未来に当てはまるかと言われるとそうではありませんが。
どうしても不安な方は、マイナス収支が少なくなるよう、積立投資で少額からコツコツ始めることをオススメします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
リスク許容度を適切に把握できれば、自分にあった投資(無理のない投資)をすることができます。
また、自分にあった投資は精神的負担の軽減と間違った運用を回避することにも繋がりますますので、ぜひ一度リスク許容度診断を行ってみてください。
既に投資経験が豊富な方も、この機会にリスク許容度を確認してみることをおすすめします。
今回も、長文ご一読頂きありがとうございました!!
また、内容でわかりにくいところ、気になるところがございましたら、
お気軽にコメントやメッセージ頂ければ幸いです!
それでは!

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