【定期更新】ポートフォリオ

【物価高が収まるかが鍵】米株ポートフォリオ【~2022.6.30】

この記事は約10分で読めます。

投資家にとって依然として厳しい状態が続いています。

う~ん、確かに回復基調に乗れていないのが現状ですね。

これに伴って、私の投資ポートフォリオも「悲惨」なものになっております😭😭😭

まさか、ここまで悪化する事態になるとは・・・という所感です。

というわけであまり気乗りしませんが、今回も投資ポートフォリオを分析していきます。

目次

ポートフォリオ

「損益率」をチェック

リスト(一覧表)

はじめに、銘柄別「損益率」のリスト(一覧表)です。
尚、一番上が「預金・現金」となっており、それ以降は「損益率の高い順」で並べています。
(預金の「損益率」は、表示していません。事項の、「構成比率」で表示されます。)

銘柄名(ティッカーコード)
概要 損益率 損益率 順位
前月 今月 前月 今月
預金・現金
フィデリティ・グローバル 全世界株式(iDeCoで運用) 51.77% 48.51% 1位 1位
MHAM世界8資産ファンド 全世界株式(iDeCoで運用) 30.79% 29.29% 3位 2位
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) S&P500(つみたてNISA) 32.09% 29.17% 2位 3位
iFreeレバレッジ NASDAQ100 NASDAQ100(ブル2倍) 14.55% -4.53% 4位 4位
LABD S&PバイオテックETF(ベア3倍) 0.00% -6.96% 5位 5位
ERX(売却) エネルギーセクターETF(ブル2倍) 46.47% 4位
JMIA(売却) eコマース(アフリカ) 54.02% 2位
SE(売却) eコマース(シンガポール)、デジタル決済、金融サービス -52.70% 11位
SOXL(売却) 半導体ETF(ブル3倍) -10.32% 10位
SPXL(売却) S&P500(ブル3倍) 141.51% 1位
TECL(売却) ITセクターETF(ブル3倍) 43.02% 5位

つみたてNISAとiDeCo以外の銘柄は殆ど売却したんですね。

そうですね。現状、供給不足による物価高が続いており、FRBの利上げも物価高が収まらなければ、積極的に行っていくとのことなので、株価の回復はあまり見込まれないと考えました。

「供給不足による物価高」と「FRBの利上げ」、「株価の回復」についての関係性は、以下の記事にて独自に解説していますので、良ければご覧ください。

※「損益率」は、株価の値動き以外に「銘柄の売買」「収入・支出」によっても変動します。そのため、「損益率」は「株価の値動きだけの変動ではない」という点をご留意下さい。

「LABD(ベア型)」はどういう銘柄?

ところで新たに、「LABD」というETF銘柄が追加されていますが、これはどういった銘柄何でしょうか?

この銘柄は、概要にも書いている通り「S&PバイオテックETF(ベア3倍)」となります。つまり、S&P500の中のバイオテック系の銘柄に重きを置いたETFとなっています。

なるほど。では、「ベア3倍」と言うのはどういうことですか?「ブル3倍」というのは、何度か出てきていますが。

「ベア」という名の付いている銘柄では、指標となる銘柄の「反対の値動きをする」という特徴があります。

【2022.1 – 2022.7 SPXL / LABU / LABD 比較表】
引用:Yahoo!Finance

上記の画像は、SPXL / LABU / LABD の比較表です。「LABU」は「ブル3倍」、「LABD」は「ベア3倍」のS&P500バイオテックETFとなっています。

画像から分かるように「LABU」と「LABD」は逆相関の関係にあり、どちらかが上がると対する銘柄は下がるということになります。

確かに、逆の値動きにになっています。

なるほど!つまり、これから株価の上昇は見込めにくいと判断して、相場が下がる=ベア相場上がると予測した投資ということですね!!

まさにその通りです😄

相場が下がり続けそうなときは、「ベア」と書いてある銘柄に投資するのもアリなんですね。

あれ、でも完全に逆相関になるならグラフおかしくないでしょうか?LABU」と「LABD」はどちらもマイナスポイントで終わっています。

ほんとですね😨

実は、そこが「ベア型」の最大のデメリットなんです。

先程のグラフは短期間だったので、大きく期間をとって比較してみます。

【2017.7 – 2022.7 SPXL / LABU / LABD 比較表】
引用:Yahoo!Finance

どっちも同じくらいマイナスになってますね😨

この「ベア型」は、「常に下方向へ圧力がかかっている」という特徴があり、長期になればなるほど、その圧力が顕著に現れてしまいます。

これだと長期の投資には向いていませんね😭

「ベア型」は、本当に下落相場が続きそうなときを見計らって、かつ、短期間で売却する必要があるため、投資中級者から上級者向けであると言えるでしょう。

「ベア型」とは
・基本的に、下落相場で上昇する
・下方向へ圧力がかかっているため、長期投資には向いていない

「構成比率」をチェック

リスト(一覧表)

続いて、銘柄ごとの「構成比率」のリスト(一覧表)です。
尚、一番上が「預金・現金」、それ以降は「構成比率(資産全体に対して占める割合)の高い順」で並べています。

銘柄名(ティッカーコード)
概要
構成比率 構成比率 順位
前月 今月 前月 今月
預金・現金 5.96% 52.53%
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) S&P500(つみたてNISA) 13.69% 18.41% 3位 1位
iFreeレバレッジ NASDAQ100 NASDAQ100(ブル2倍) 12.82% 14.61% 4位 2位
LABD S&PバイオテックETF(ベア3倍) 0.00% 5.63% 11位 3位
フィデリティ・グローバル 全世界株式(iDeCoで運用) 3.78% 4.96% 7位 4位
MHAM世界8資産ファンド 全世界株式(iDeCoで運用) 2.90% 3.86% 8位 5位
ERX(売却) エネルギーセクターETF(ブル2倍) 19.64% 0.00% 2位
JMIA(売却) eコマース(アフリカ) 0.50% 0.00% 10位
SE(売却) eコマース(シンガポール)、デジタル決済、金融サービス 0.57% 0.00% 9位
SOXL(売却) 半導体ETF(ブル3倍) 20.18% 0.00% 1位
SPXL(売却) S&P500(ブル3倍) 12.67% 0.00% 5位
TECL(売却) ITセクターETF(ブル3倍) 7.29% 0.00% 6位

多くの銘柄を売却したおかげで、「預金・現金」の割合が50%を超えていますね。

この「現金・預金」の項目ですが、8割ほどは米ドルで構成されています。(次回のポートフォリオからは、割合を表示できるようにするつもりです。)

そうだったんですね😲

現状では、米ドルでの資産構成が有利だと私EFFICは考えていますので、続けていく方針です。(そう考える理由については、下記の記事で詳細を解説しています。)

※複数銘柄にて売買を行っており、元々保有していた銘柄を「購入・売却」した場合、「構成比率」が変動することをご留意下さい。

※「損益率」と同様に「構成比率」も、株価の値動き以外に「銘柄の売買」「収入・支出」によっても変動するため、「株価の値動きだけの変動ではない」という点をご留意下さい。

「投資効率」をチェック

続いては、「投資が効率的に行われているか」チェックに役立つ「パレート分析」です。

尚、下記の記事にて、パレート分析の用途や使い方について詳しく解説しています。

前回(5月末時点)のパレート分析

まずは、前回、5月末時点のパレート分析を見てみます。

パレート分析 損益率 5月末時点

「累積比率が80%以内の平均損益率」は、SOXL、ERX、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、iFreeレバレッジ NASDAQ1004銘柄で構成されています。

累積比率が80%以内かどうかは、赤の折れ線グラフ「累積比率」で確認できます。

そして、黄色のライン「上位4銘柄の損益率」は(右軸より)約 28%であることが分かります。
これに対し、緑色のライン「全体の損益率」は(右軸より)約 17であることが分かります。

このことから、「全体の損益率」よりも「(投資の割合が大きい)上位4銘柄の損益率」高いことから、投資効率は高い状況であるといえます。

今回(6月末時点)のパレート分析

続いて、今回、6月末時点のパレート分析です。

パレート分析 損益率 5月末時点

「累積比率が80%以内の平均損益率」は、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、iFreeレバレッジ NASDAQ1004銘柄で構成されています。

累積比率が80%以内かどうかは、赤の折れ線グラフ「累積比率」で確認できます。

そして、黄色のライン「上位4銘柄の損益率」緑色のライン「全体の損益率」は、ほぼ同じで、約 10%付近となっていることが分かります。

だいぶ、シンプルな資産構成になりましたね。

今年いっぱいは様子見となりそうです。

資産の時系列推移

それでは最後に、資産の時系列推移(3ヶ月間、6ヶ月間、1年間、全期間)を見てみます。
尚、ここでは、家計簿アプリ「マネーフォワード」過去の資産推移を使用します。

「家計簿アプリ」については以下の記事で詳しく解説しています。

過去3ヶ月間の推移

資産推移「過去3ヶ月間」

過去6ヶ月間の推移

資産推移「過去6ヶ月間」

過去1年間の推移

資産推移「過去1年間」

全期間の推移(2020/4/5~2022/6/30)

資産推移「全期間(2020/4~)」

先月末(5月末)時点では、一瞬、回復基調になるかと思われましたが、残念ながらそうはなりませんでした。

やはり、ウクライナ情勢の回復が肝と言えそうですね。

早期解決を願うばかりです。

FGI値をチェック

尚、2022年7月13日時点でのアメリカの景況感(Fear & Greed Index)はというとこんな感じです。

「Fear & Greed Index ってなんぞや👿」という方はこちらへ👇

【2022.7.13時点 FGI数値】
引用 Fear and Greed Index for CNN business

【2022.7.13時点 FGIタイムライン】
引用 Fear and Greed Index for CNN business

なかなか回復とは行きませんね。。。

😭

さいごに

今回も、長文をご一読頂きありがとうございました。

投資を初めて間もない方は、ポートフォリオはあまり気にならないかもしれませんが自身の資産状況をしっかりと把握することは投資をうまくこなす秘訣であると私EFFICは考えます。

なので、これまでポートフォリオに関心のなかった方は、是非、この機会にご自身のポートフォリオを作成して、分析してみてください。

ちなみに、家計簿アプリ「マネーフォワード」を利用すれば、ポートフォリオが「自動的に生成」されます!!(ありがてぇ😭) 詳細は下記の記事をご参照ください。

今後も、定期的にポートフォリオの更新を行っていきますので、
よければまたブログに来てみてください!!

また、内容でわかりにくいところ、気になるところがございましたら、
お気軽にコメントやメッセージ頂ければ幸いです!

それでは!

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